ひろ と ゆぅ

仕事:IT関連(企画、上流開発)

Markdownで仕事のドキュメントを作ってみて

背景

自社では通常Wordを使ってドキュメントを作っている。
なんと、ものによってはExcelを使っている!
会社によっては「うちもExcelだよ!」ってとこもあるだろうが、Wordでいうインデントを列で調整したり、セルを結合して調整したり。
疲れたよパトラッシュ、、、。

自社の主なドキュメントは以下のとおり。

  1. プログラムの各種設計書
  2. 報告資料
  3. 議事録

この記事では 議事録 に絞って書いていこう。

Word、Excelの問題点

そもそまなんでこんな使われているのか。
ソフトさえあれば、だれでも使える、ってメリットはあるんだけどね。
あと、見たまんまのレイアウトなので、直観的に見た目を設定できるのも好まれるんだろうね。

ソフトが必要

高いし、漫喫で作業しようと思うとKINGSOFTだったり。笑 そしてバージョンによってはレイアウトが崩れてしまうことがある。
拡張子ももちろん決まっているため、メールでやりとりするときに添付するのが、、、。 自社だとファイル送付したときに、セキュリティの観点で自動暗号化されるんだよね。

起動が遅い

数ページのテキストなら問題ないんだけど、大量ページ、装飾もりもり、図形もりもりだとつらい。

ドキュメント作るためにマウス操作が必要

装飾を変えるときに、リボンから探したり、右クリックから探したり、はたまたプロパティからクリクリしたり。
これが一番イヤかも。 装飾は、ドキュメント作りに時間をかけたい部分ではないから。

とかとか。

Markdownを使ってみて

記法は書きません。
ググればたくさん出てくるので興味があれば調べてみてー。

よかったこと

  1. 簡単なレイアウトを気にしなくて良い
    記法に沿って書けば、章立て、箇条書き、などのインデントは、勝手にしてくれる。
  2. フォントの変更もキーボードで完結
    後述する「イマイチなところ」とも関係するけど、「文字色太字 」も以下のように書けばよい。
    <font color="Red">文字色</font>や **太字**
    マウス操作不要!
  3. 変更箇所の比較が容易
    拡張子は「.md」だけど、中身はただのテキストファイル。 サクラエディタなどのテキストエディタで開ける。
    また、変更箇所はWinMergeなどで簡単に比較可能。
    もう少し突っ込んで、複数人での開発であれば(Git)https://git-scm.com/でバージョン管理すればカンペキじゃない!?

いまいちなこと

  1. 出力形式に制限がある
    PDFやhtmlには比較的容易に変換できるが、やはり会社で使うとなるとWord形式に出力したいときもある。
    一応Word形式で出力する方法もあるようだが、自分は未検証。
    PowerPoint形式に出力できるMarpには大変お世話になっている。 (ただ、PowerPoint形式にした後のテキスト編集ができないのがおしいっ)
  2. 記法を覚える必要がある
    自分は学生時代にLaTeXを使ったことがあるから、 マークアップ言語のひとつであるMarkdownに拒否感はなかった。 でも、今まで使ったことがない人からしたら「なにこれぇ」だろうな。
    特にプログラム開発とも縁がなければ、「使ってみよう」の前に「おれにはムリだ」って思っちゃうよな。
    でもそれを乗り越えれば新しい扉が、、、!

最後に

とりあえず思いついたことを1時間でアウトプットした結果は以上のとおり。
ごりごりに作りこんだ資料(見た目にも十二分に注力する)を作りたいのであれば、Markdownはちょっとちがう。
ブログや議事メモなど、レイアウトは二の次、素早く文章を作り出すことが目的であれば、こんなにマッチした言語はないだろう。
もし何かのきっかけでこれを見た人がいれば、Markdownでググって、触ってみてほしい