Markdownで仕事のドキュメントを作ってみて
背景
自社では通常Wordを使ってドキュメントを作っている。
なんと、ものによってはExcelを使っている!
会社によっては「うちもExcelだよ!」ってとこもあるだろうが、Wordでいうインデントを列で調整したり、セルを結合して調整したり。
疲れたよパトラッシュ、、、。
自社の主なドキュメントは以下のとおり。
- プログラムの各種設計書
- 報告資料
- 議事録
この記事では 議事録 に絞って書いていこう。
Word、Excelの問題点
そもそまなんでこんな使われているのか。
ソフトさえあれば、だれでも使える、ってメリットはあるんだけどね。
あと、見たまんまのレイアウトなので、直観的に見た目を設定できるのも好まれるんだろうね。
ソフトが必要
高いし、漫喫で作業しようと思うとKINGSOFTだったり。笑
そしてバージョンによってはレイアウトが崩れてしまうことがある。
拡張子ももちろん決まっているため、メールでやりとりするときに添付するのが、、、。
自社だとファイル送付したときに、セキュリティの観点で自動暗号化されるんだよね。
起動が遅い
数ページのテキストなら問題ないんだけど、大量ページ、装飾もりもり、図形もりもりだとつらい。
ドキュメント作るためにマウス操作が必要
装飾を変えるときに、リボンから探したり、右クリックから探したり、はたまたプロパティからクリクリしたり。
これが一番イヤかも。
装飾は、ドキュメント作りに時間をかけたい部分ではないから。
とかとか。
Markdownを使ってみて
記法は書きません。
ググればたくさん出てくるので興味があれば調べてみてー。
よかったこと
- 簡単なレイアウトを気にしなくて良い
記法に沿って書けば、章立て、箇条書き、などのインデントは、勝手にしてくれる。 - フォントの変更もキーボードで完結
後述する「イマイチなところ」とも関係するけど、「文字色や 太字 」も以下のように書けばよい。
<font color="Red">文字色</font>や **太字**
マウス操作不要! - 変更箇所の比較が容易
拡張子は「.md」だけど、中身はただのテキストファイル。 サクラエディタなどのテキストエディタで開ける。
また、変更箇所はWinMergeなどで簡単に比較可能。
もう少し突っ込んで、複数人での開発であれば(Git)https://git-scm.com/でバージョン管理すればカンペキじゃない!?
いまいちなこと
- 出力形式に制限がある
PDFやhtmlには比較的容易に変換できるが、やはり会社で使うとなるとWord形式に出力したいときもある。
一応Word形式で出力する方法もあるようだが、自分は未検証。
PowerPoint形式に出力できるMarpには大変お世話になっている。 (ただ、PowerPoint形式にした後のテキスト編集ができないのがおしいっ) - 記法を覚える必要がある
自分は学生時代にLaTeXを使ったことがあるから、 マークアップ言語のひとつであるMarkdownに拒否感はなかった。 でも、今まで使ったことがない人からしたら「なにこれぇ」だろうな。
特にプログラム開発とも縁がなければ、「使ってみよう」の前に「おれにはムリだ」って思っちゃうよな。
でもそれを乗り越えれば新しい扉が、、、!
最後に
とりあえず思いついたことを1時間でアウトプットした結果は以上のとおり。
ごりごりに作りこんだ資料(見た目にも十二分に注力する)を作りたいのであれば、Markdownはちょっとちがう。
ブログや議事メモなど、レイアウトは二の次、素早く文章を作り出すことが目的であれば、こんなにマッチした言語はないだろう。
もし何かのきっかけでこれを見た人がいれば、Markdownでググって、触ってみてほしい。